FIT電気は端的に言うと「環境価値がない再エネ」になります。
そもそもFIT電気とは固定価格買い取り制度(FIT制度)によって買い取られた再エネ電気のことを指します。
このFIT制度によって電力会社が再エネを調達する際、費用の一部は我々消費者が負担している「再生可能エネルギー発電促進賦課金」によって賄われているのですが、これは言ってみれば電力会社は私たちの負担した費用で再エネを購入できているという事になります。
そうなると消費者のお金で買った電気で、電力会社はエコなイメージを享受出来る事となり可笑しな構図となってしまうため、制度上FIT電気については電気そのものの価値と環境付加価値を分けて考えるという形になっています。
そのためFIT電気は再生可能エネルギーではあるものの、環境価値が無い電気として扱われ、環境価値は再エネ賦課金の負担額に応じてした私たち消費者に分配されています。